僕はケチなんで筋トレの勉強するにもなるべく安く済ませようと思っているのでKindleUnlimitedで漁っていたら、最近いい本を発見しました。
その名も
「奇跡が起きる筋肉トレーニング ガリガリのヘタレサラリーマンがスーパーマッスル・パワフルバディを手に入れるまで」

このように僕と同じことを考える人が沢山いそうなタイトルですが、中身はしっかりとした読み応え(筋肉面で)のある内容。
ザックリと内容を説明すると、仕事のストレスでガリガリになってしまったサラリーマンがジムで筋トレの師匠に出会い、ムキムキになっていくお話。ストーリー形式ですが、トレーニング内容もしっかりと書いてあり、筋トレ初心者はここに気をつけようというポイントも抑えてある。
著者の実体験なので、筋トレしたことがない人が本格的に初めたらどうなるのかがとてもわかり易い。
また、ちょいちょいボケも入っているのでニヤつきながら読めます。
ガリガリの筋トレ初心者がどんなトレーニングをしたらムキムキになれたかの体験談が面白おかしく書いてあるので、退屈せずに読める筋トレ指南書。
ストーリー形式であっという間に読んじゃった。
https://t.co/tTcaDeenht @さんから— 筋チョップ肉@楽しい (@AKNR07) 2017年8月28日
筋トレの初歩の初歩から教えてくれる師匠
「まったく、ダメですねー」 一人暮らしで食事がおろそかになっていることはうすうす自覚していた。しかし、具体的にどこがどうダメなのかは分からなかった。 「まず、毎日朝食抜きですよね。食事の回数が昼と夜の一日二回になっています。朝食べていないせいでお腹がすくのでしょう、昼ごはんを食べすぎています。これは相撲取が短期間で太るための食事方法です」 「二回の食事では、太るんですか?」 「太ります。そう人間の遺伝子に刻まれているのです。食事の回数が少なくなると、なんでも脂肪に変えて蓄積しようとするスイッチが入るのです。
著者の筋トレの”師匠”と言われる男性がちょいちょいアドバイスしてくれるのですが、これが非常にタメになる。この師匠、ボディビル大会の優勝者なので説明ひとつとっても理論的で、なぜそうなるのかが書いてあるのですんなり理解することができる。
痩せようとして1日の食事を2回にして、総摂取カロリーを減らそうと考える人は少なくないはずです。
しかし、これには落とし穴があって、例えば朝食をぬく人は前日の晩御飯から翌日の昼ごはんまで何も食べないことになる。
そうなると、あまりの空腹感でお昼にドカ食いしやすくなる。
もしドカ食いを我慢できたとしても、1日に2食にしたことで充分なタイミングで栄養が摂れずに身体は「飢餓状態」入る。こうなると身体は「栄養補給する機会が少ないじゃん、ヤバイ!」と感じるので、体内に栄養が入ってくると取りこぼさないように沢山吸収しようとする。その結果いつもより脂肪がつきやすくなってしまう。
プロテインを勘違いしていた著者
このプロテインパウダーという言葉を聞いた瞬間、私の頭の中にはアーノルド・シュワルツェネッガーが出演した映画『ターミネーター』のテーマソングが自然に流れてきた。ダダッ、ダ、ダ、ダッ、ダダッ、ダ、ダ、ダッ、チャララーン、チャッチャッチャー……。 私にも来るべき時がきた。そう感じたのだ。
筋トレ初心者にありがちなのが、”プロテインは筋肉増強剤”と勘違いしている。
この本の著者もそうだったようで、師匠にプロテインをすすめられたときは「やはりムキムキになるにはプロテインをやるしかないか───」と何かの覚悟を決めたようになっていました。笑
なぜならばこのプロテインパウダー、筋肉を簡単に太くすることができる反面、身体には相当危険な物質であるということは私も知っていた。
こんな感じで相当な勘違いをしていた。
かくいう僕も、筋トレを始める前は同じような事を思っていたので、これは筋トレド素人あるあるだと思います。
しかし、プロテインなんてただのたんぱく質の粉です。
食品からたんぱく質を取り出して粉末状にしたものでしかありません。プロテインを飲めば自然と筋肉がついてムキムキになれるなんてことは絶対に無いのです。
筋トレを一切したことがない多くの人が”プロテインとアナボリック・ステロイド”を勘違いをして認識しています。
ドヤ顔で「プロテインやってる奴はヤバイぞ」なんて語ったら苦笑されるので気をつけましょう。
本書ではプロテインを選ぶときのポイントにも触れていますので、今までプロテインを買ったことがない人でも参考になる内容になっています。
筋トレだけでなくダイエットにも詳しく言及している
身体を絞るには、自分が使うカロリーが、取り込んでいるカロリーよりも大きくなればいい。
ダイエットの公式はいたって簡単なのである。しかし巷には、新種のダイエット法がわんさか登場する。まあ、新種が出てくるのはいいとしても、もちろん効果あってこそのものである。公式から着想を得て、巷のダイエット法が正しいものか、いかがわしいものか判別してみることにしよう。
筋トレを真面目にしている人は、筋肉を残して脂肪を落とす術を知ってる。つまりかっこよく痩せる為の方法を知っている「ダイエットの達人」でもあるのです。
もちろんこの本の著者も知識豊富。その知識を活かして世の中に蔓延する”いかがわしいダイエット”に言及している。
例えば
- リンゴダイエット
一昔前に流行ったことがありましたが、1日の食事をリンゴだけで済ますというもの。
リンゴだけを食べれば確かにカロリーは抑えられるので体重は落ちますが、それは痩せたというよりも”やつれた”と思ったほうが正しいでしょう。
リンゴにはビタミンやミネラルは豊富に含まれますが、人間の肉体を作るたんぱく質がとても少ない。つまり身体を作れないためにどんどん肉体は衰弱してしまうのです。よく考えたら危険なダイエットです。
他にも
- 特定保健用食品
いわゆる「トクホ」の名がついた飲み物が多くイメージできると思います。
CMなんかもバンバン流れていて、「脂肪の吸収を抑える」などの謳い文句で様々な商品が発売されています。
これを1日に2食分飲むとしたら、1本が約150円で1日で300円。1ヶ月分となると、なんと飲み物だけで約9000円です。
「9000円あったらジムにいける」と著者は言っています。ジムでマシンやウエイト使ってトレーニングしたほうが段違いに効果あります。
これは本当にそう思います。ジムに行って筋トレしたほうがよっぽど早くに痩せることができます。
脂肪を分解するものだったり、脂肪の吸収を抑えるものだったり、色々種類がありますがこれだけで痩せようと思うのは無理があるのではないでしょうか。僕の主観ですがこういったのを飲んでいる人って、これさえ飲んでいれば何食べても飲んでも太ることは無いと勘違いしている人が多いですよね。
こんな感じで、他にも流行ったことがあるダイエット商品についても解説しています。しかも分かりやすく噛み砕いて説明してくれますので、理解しやすい。
筋トレ初心者がムキムキになるまでどんなことをしたのかを時系列で読めますので、これから筋トレ始めるなら参考になる一冊です。
AmazonのKindleUnlimitedに入っているなら無料ですので、お試しあれ。
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